カゴ落ち改善完全ガイド|対策12選から成功に導く効果測定とPDCAの回し方を徹底解説

不正検知・ノウハウ

「カゴ落ちが起きる原因がわからない」
「カゴ落ちを改善する方法を知りたい」
など、自社ECサイトのカゴ落ちに悩んでいる事業者の方はいませんか?

カゴ落ちとは、ECサイトの利用者がカートに商品を入れたまま放置してしまい、会計にまで至らずにサイトから離脱してしまうことを指します。

カゴ落ちが発生すると、集客した見込みのある顧客を取りこぼすことになり、EC事業者にとって大きな機会損失に繋がります。

カゴ落ちを少しでも減らすために、まずは発生原因を正しく理解した上で、1つずつ改善していくことが必要です。

この記事では、

  • どうしてカゴ落ちは発生するの?その原因9つ
  • EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策12選
  • セキュリティを強化させながらカゴ落ちを改善するなら「O-PLUX」がおすすめ

など、カゴ落ちの原因から具体的な改善策まで詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。


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目次

どうしてカゴ落ちは発生するの?その原因9つ

カゴ落ちとは、ECサイトの利用者がカートに商品を入れたまま放置してしまい、会計にまで至らずにサイトから離脱してしまうことを指します。

EC事業者にとっては、購入直前まで進んでいた顧客を取りこぼすことになるため、広告費や集客の手間をかけたにもかかわらず売上につながらない、大きな機会損失となってしまいます。

カゴ落ちが発生する原因として、以下の9つが考えられます。

  • 【原因1】会員登録が必須になっている
  • 【原因2】決済手段が少ない・使いたい決済方法がない
  • 【原因3】送料・手数料が直前まで表示されない
  • 【原因4】入力フォームが長い
  • 【原因5】サイトの表示速度が遅い
  • 【原因6】そもそも買う気がない
  • 【原因7】決済途中でのエラーが起こる
  • 【原因8】到着予定日が遅い
  • 【原因9】返品について詳しく記入されていない

この9つの原因の共通点として、購入手続きを進める中でユーザーが感じる「手間」「想定外の負担」「サイトに対する不安」のいずれかが、離脱のきっかけになっている可能性があります。

裏を返せば、これらを1つずつ取り除いていくことで、カゴ落ちを少しでも改善できるといえます。

しかし近年では、不正利用対策として2025年4月からECサイトで導入が義務化された「3Dセキュア」によって、決済承認率が低下してしまい、カゴ落ちが増加しています。

決済承認率とは:クレジットカードなどの電子決済において、取引が正常に承認される割合を示す重要な指標

以下のグラフは、Caccoが、YTGATE株式会社の協力を得て調査した、4社のEC加盟店の延べ約22万件の決済データのうち、3Dセキュアを導入した月とその前の月のクレジットカード決済承認率を比較した結果です。

※引用:キャッシュレス セキュリティレポート

以下のグラフから、3Dセキュア導入前は95.7%あった承認率が、3Dセキュア導入後は85.6%と低下しているのが分かります。

次章では、セキュリティ対策であるはずの3Dセキュアが、なぜ「カゴ落ち」と「決済承認率低下」を同時に引き起こしてしまうのか、その実態を詳しく解説します。

3Dセキュア導入で「カゴ落ち」と「決済承認率低下」が同時に発生している

前章のデータが示す通り、3Dセキュアの導入後に決済承認率が約10%も低下し、結果的にカゴ落ちが増加してしまうケースが多発しています。

3Dセキュアの導入義務化で決済承認率が低下してしまう理由は、主に3つです。

  • 【理由1】カード会社の審査が厳しくなっているから
  • 【理由2】3Dセキュアのすり抜けが一定数発生しているから
  • 【理由3】3Dセキュアの導入のみで安心してしまっているから

3Dセキュア義務化に伴うカード会社の審査厳格化に加え、巧妙な不正のすり抜けによって「正常な決済まで弾かれる悪循環」が起き、決済承認率は全体的に低下傾向にあります。

その結果、決済に失敗したユーザーが購入を諦める「カゴ落ち」が急増しており、導入企業の約8割がこの課題に直面しているのが現状です。

売上の機会損失を防ぐためには、3Dセキュアだけに頼らず不正検知サービスなどの追加対策を併用することが不可欠です。

決済承認率を改善するための具体的な対処法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

決済承認率の改善と並行して、サイト全体のユーザビリティや購入フローを見直すことも、カゴ落ちを防ぐための重要なアプローチです。

次章からは、EC事業者が今日からすぐに見直すべき具体的な「カゴ落ち改善対策12選」を順番に解説していきます

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策12選

ここからは、EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策を12選紹介していきます。

  • 【対策1】ゲスト購入(登録なし)を導入する
  • 【対策2】決済までの手順を可能な限り簡略化する
  • 【対策3】決済手段を増やす
  • 【対策4】早い段階で送料・費用を提示する
  • 【対策5】返品ポリシーを明示する
  • 【対策6】サイトの表示速度を改善する
  • 【対策7】カゴ落ちメールを送る
  • 【対策8】配送手段を増やす
  • 【対策9】セキュリティ・信頼マークを明示する
  • 【対策10】フォームのユーザビリティを改善する
  • 【対策11】エージェンティックコマースを導入する
  • 【対策12】不正検知サービスを導入する

それでは、1つずつ詳しく解説していきます。

【対策1】ゲスト購入(登録なし)を導入する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策1つ目は、ゲスト購入(登録なし)を導入することです。

「今すぐ欲しい」という熱量を持ったユーザーを逃さないためには、最短ルートで決済を完了できる仕組みが不可欠です。

入力項目を配送に必要な最低限の情報にとどめることで、フォーム入力中のストレスや途中離脱を減らすことができます。

まずは購入という最大の目的を達成してもらい、後日メルマガや限定クーポンなどをフックにして会員登録を促していきましょう。

【対策2】決済までの手順を可能な限り簡略化する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策2つ目は、決済までの手順を可能な限り簡略化することです。

ユーザーはカートに商品を入れてから購入完了までの画面遷移が多いほど、途中で面倒に感じて離脱しやすくなります。

入力画面、確認画面、決済画面を1ページにまとめる(シングルページチェックアウト)など、クリック数を最小限に抑える工夫が必要です。

また、「あとどれくらいで入力が完了するか」を視覚的に伝えることができるプログレスバーなどを設置することで、入力途中のストレスを軽減できます。

【対策3】決済手段を増やす

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策3つ目は、決済手段を増やすことです。

ユーザーは、自分が普段から利用している決済方法がサイトにないと分かった瞬間、購入を諦めて別の店舗へ離脱してしまいます。

よく利用する支払い方法がない場合、約半数以上のユーザーが離脱し他のサイトや実店舗で同じ商品を購入する、もしくは購入事態をやめてしまいます。(※弊社独自調査による)

クレジットカード決済だけでなく、PayPayなどのQRコード決済や、コンビニ決済、後払い決済など、幅広い選択肢を用意することで、「買いたいのに買えない」という決済画面での機会損失を劇的に減らすことができます。

【対策4】早い段階で送料・費用を提示する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策4つ目は、早い段階で送料・費用を提示することです。

ユーザーが送料に負担を感じて離脱するのを防ぐため、カート画面などで「あと〇〇円で送料無料」といった案内を出すのが効果的です。

また、地域によって送料が変わる場合でも、カート画面で郵便番号を入力するだけで瞬時に送料が計算される仕組みなどがあると親切です。

支払い総額をできるだけ早い段階で確定させることで、決済直前での「高すぎる」という心理的なハードルを取り除きましょう。

【対策5】返品ポリシーを明示する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策5つ目は、返品ポリシーを明示することです。

返品条件を単なる注意事項としてではなく、「30日間返品・交換無料」のような顧客に寄り添ったサービスとして打ち出すのも強力なカゴ落ち対策です。

手間のかからない柔軟な返品対応は、他の競合サイトとの明確な差別化に繋がり、初めて利用するユーザーの購買意欲を大きく高めます。

わかりやすい図解やQ&Aを用いて返品対応の丁寧さをアピールし、サイトへの信頼感とコンバージョン率を同時に引き上げていきましょう。

【対策6】サイトの表示速度を改善する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策6つ目は、サイトの表示速度を改善することです。

現代のユーザーはページが数秒表示されないだけでもストレスを感じ、すぐに別のサイトへ離脱してしまいます。

特に決済画面への遷移が遅いと、「正常に処理されているのか?」という不安を与え、購入を直前で取りやめる原因になりかねません。

画像サイズの最適化や不要なプログラムの削除を行い、サクサクと進めるストレスフリーな環境を整えることが重要です。

【対策7】カゴ落ちメールを送る

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策7つ目は、カゴ落ちメールを送ることです。

ユーザーは「あとで買おう」と思ったまま、単に買い物を忘れてサイトを離脱しているケースが非常に多くあります。

カゴ落ちから数時間〜24時間以内に「カートに商品が残っています」とリマインドメールを送ることで、高い確率でサイトに呼び戻すことができます。

カゴ落ちメールの一例を「カゴ落ち対策メールのサンプルはある?」で紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。

【対策8】配送手段を増やす

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策8つ目は、配送手段を増やすことです。

ユーザーのライフスタイルが多様化する中、「日中は不在で自宅で荷物を受け取れない」という理由で購入を先送りにしてしまうケースは少なくありません。

コンビニ受取や宅配ロッカー、置き配などといった多様な選択肢を用意することで、忙しいユーザーのニーズに柔軟に応えることができます。

自分の都合に合わせて確実に商品を受け取れるという利便性を提供し、決済完了への心理的なハードルを取り除きましょう。

【対策9】セキュリティ・信頼マークを明示する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策9つ目は、セキュリティ・信頼マークを明示することです。

初めて利用するECサイトでクレジットカード情報や個人情報を入力することに、強い不安を感じて離脱するユーザーは少なくありません。

SSL証明書やセキュリティソフトの認証マーク、プライバシーマークなどをわかりやすく表示することで、サイトの安全性を視覚的にアピールできます。

「このサイトは情報を預けても大丈夫だ」という安心感を持たせることが、最終的な決済ボタンを押すための強力な後押しとなります。

【対策10】フォームのユーザビリティを改善する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策10個目は、フォームのユーザビリティを改善することです。

入力項目の多さやスマホでの操作性の悪さは、購入意欲の高いユーザーであっても大きなストレスを感じさせ、途中離脱の直接的な原因となります。

郵便番号からの住所自動入力や、フリガナの自動入力、項目に合わせたキーボードの自動切り替えなどを取り入れ、ユーザーの手間を最小限に抑える工夫が必要です。

スムーズで直感的に操作できるフォームを構築することで、入力中のフラストレーションを取り除き、購入完了率を大幅に引き上げることができます。

【対策11】エージェンティックコマースを導入する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策11個目は、エージェンティックコマースを導入することです。

エージェンティックコマースとは:AI(人工知能)エージェントがユーザーに代わって商品の検索・比較・決済を自律的に行う、次世代のEコマース形態

ユーザーが商品選びや決済の手順で迷った際、AIが最適な解決策や案内をリアルタイムで提示するため、疑問や不安によるサイト離脱を劇的に減らすことができます。

単なるチャットボットを超えた「専属のコンシェルジュ」のようなスムーズな購買体験を提供し、次世代のカゴ落ち対策を実現しましょう。

エージェンティックコマースについては、以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

【対策12】不正検知サービスを導入する

EC事業者が行うべきカゴ落ち改善対策12個目は、不正検知サービスを導入することです。

サイトの利便性をどれだけ高めても、3Dセキュアなどの厳格すぎる審査によって優良顧客が弾かれてしまっては、売上の機会損失は防げません。

導入が義務化されている3Dセキュアと不正検知サービスを併用すれば、「本当に危険な取引」だけを正確に見極めることができ、見えないカゴ落ちを改善できます。

そこで次章では、不正検知サービスのなかでも高精度で信頼性が高い、不正検知サービス「O-PLUXを解説していきます。


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セキュリティを強化させながらカゴ落ちを改善するなら「O-PLUX」がおすすめ

3Dセキュアなどによる決済時のエラーを防ぎ、セキュリティとカゴ落ち改善を両立させるには、当サイトを運営するCaccoの不正検知サービス「O-PLUXが有効です。

O-PLUXとは:ECで起こる不正ログイン・不正注文をリアルタイムに検知し、個人情報漏洩やクレジットカードの不正利用、悪質転売などの不正被害を防ぐことができる不正検知サービス

O-PLUXでは、決済前・決済時・決済後の場面にて、一貫した不正対策が可能になります。

※参考:Cacco Inc.

また不正検知サービス「O-PLUX」は、導入実績No.1で累計120,000 以上のサイト間で決済時のネガティブデータを共有しております。(※2026年3月末日時点。株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」による。)

そのため、以下のように「セキュリティとカゴ落ち防止」を両立できます。

  • 膨大なデータと独自AIで、最新の不正手口を高精度に検知
  • 誤判定を極限まで減らし、優良顧客を巻き込んで弾くリスクを解消
  • 危険な取引のみをブロックするため、スムーズな決済を維持しカゴ落ちを防止

O-PLUXはカゴ落ち対策にとどまらず、ECサイトを脅かす様々な被害を網羅的に対策できるのも大きな特徴です。

クレジットカードの不正利用や悪質な転売、アカウント乗っ取りからいたずら注文まで、あらゆる不正手口をブロックします。

「O-PLUX」がどのように不正を検知してブロックしているのかは、以下の画像をご覧ください。

※参考:Cacco Inc.

※参考:Cacco Inc.

ここからは、O-PLUXの導入がEC事業者の大きな課題である「決済承認率の低下」をどのように改善していくのか、そのメカニズムを詳しく解説します。

決済承認率の改善にも「O-PLUX」は効果的

決済承認率の改善にも当サイトを運営するCaccoの不正検知サービス「O-PLUXは効果的です。

決済承認率を改善する第一歩として、自社の決済承認率を把握することが大切になります。

一般的に、決済承認率は90%以上が望ましく、80%台は決済承認率の低下が顕著であることを示しています。

決済承認率(%) 決済承認率の判断の目安
95%以上 非常に良好でほぼ機会損失なし。安定した売上が期待できる。
90~94%以上 良好で多少の承認拒否があるが、大きな問題はない。
80~89%以上 注意が必要で承認率の低下が売上減少のリスクとなる可能性がある。
79%以下 承認率が低く、売上の取りこぼしが顕著。早急な対策が必要。

「O-PLUX」は、不正ログインやECで起こるあらゆる不正注文を検知しブロックすることができるだけでなく、決済承認率を可視化することもできます。

不正対策の強化も、定期的な決済承認率の可視化もどちらも叶えたいなら、ぜひ「O-PLUX」の導入を検討してみてください。

「O-PLUX」についてもっと詳しく聞いてみたい方や、とりあえず相談したいでも大丈夫ですので、以下をクリックしてお気軽にお問い合わせください。

【試してみよう】カゴ落ち改善を成功させる効果測定とPDCAの回し方

これまで様々なカゴ落ち対策をご紹介してきましたが、施策は「実行して終わり」ではありません。

本当に効果があったのかを数値で確認し、さらなる改善へ繋げる「PDCAサイクル」を回し続けることが、売上を最大化する最短ルートとなります。

ここでは、実行した対策を確実に成果へ結びつけるための効果測定のポイントと、PDCAの具体的な進め方について解説します。

カゴ落ち改善の効果測定に使うべき6つの指標

カゴ落ち改善の効果測定に使うべき6つの指標は以下の通りです。

指標名 用語解説 計算式
カゴ落ち率
(カート放棄率)
カートに入れたのに購入されなかった割合。
フォームの使いやすさや配送コストの透明性を測る指標。
(1 – (購入完了数 ÷ カート投入数)) × 100
※ ((カート投入数 – 購入完了数) ÷ カート投入数) × 100 でも可
コンバージョン率
(CVR)
訪問者のうち実際に購入したユーザーの割合。
サイト全体の販売促進力や集客の質を表す。
(購入完了数 ÷ 訪問者数[セッション数]) × 100
ステップ別離脱率 購入プロセスの各段階で離脱したユーザーの割合。
離脱の原因となっている入力フォームの特定に役立つ。
((該当ステップ到達数 – 次のステップ進出数) ÷ 該当ステップ到達数) × 100
モバイル・PC別
カゴ落ち率
デバイス別に算出したカゴ落ち率。
デバイスごとのUI/UXの問題点や入力しづらさを比較分析するために活用。
【モバイル】
((スマホのカート投入数 – スマホの購入完了数) ÷ スマホのカート投入数) × 100
【PC】
((PCのカート投入数 – PCの購入完了数) ÷ PCのカート投入数) × 100
カゴ落ちメール回収率
(リカバリー率)
カゴ落ちメールを経由して最終的に購入に至った割合。
メールマーケティングの回収効果を評価。
(カゴ落ちメール経由の購入完了数 ÷ 送信したカゴ落ちメール通数) × 100
平均注文金額
(AOV / 客単価)
顧客が1回の注文あたりに支払う平均金額。
まとめ買いや上位商品への案内施策の成果を測定するために重要。
売上高 ÷ 注文数(購入完了数)

全体の現状を測る「カゴ落ち率」と「コンバージョン率」から、サイトの購買力や機会損失の規模をまず把握しましょう。

続いて「ステップ別離脱率」と「モバイル・PC別カゴ落ち率」で、ユーザーがどの画面・端末でつまずいているのかを絞り込みます。

さらに「カゴ落ちメール回収率」と「平均注文金額」を見て、離脱者の引き戻しや客単価アップの施策が効果を出せているか確認します。

これら6つの指標は一度きりで終わらせず、継続的に追いかけ続けることで初めて意味を持ちます。

カゴ落ちを継続的に改善するPDCAサイクルの回し方

カゴ落ち対策は、一度実施して終わりではなく、指標をもとに検証と改善を繰り返していくことで、少しずつ効果を積み上げていくものです。

ここからは、業務の品質や生産性を継続的に改善するためのフレームワークである、PDCAサイクルの回し方について解説していきます。

PDCAサイクルは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の4つの段階で構成されています。

まずPlanでは、カゴ落ち率やステップ別離脱率などの指標から課題を洗い出し、取り組む施策と目標数値を設定します。

Doで施策を実行したら、Checkで各指標の変化を検証し、施策の効果が実際に出ているかを確認します。

そしてActionで検証結果をもとに施策の継続・見直しを判断し、次のPlanへとつなげていくことで、カゴ落ち改善を着実に前進させることができます。

常に客観的なデータとユーザーの動きに向き合い、この改善サイクルを止めずに回し続けることが、顧客に選ばれ続ける快適なECサイトを構築する最大の鍵となります。

カゴ落ち改善についてよくある質問4つ

最後にカゴ落ち改善についてよくある質問を4つ答えていきます。

  • 【質問1】カゴ落ちによる「機会損失額」の計算方法は?
  • 【質問2】世界・日本国内のカゴ落ち率の業界別平均は?
  • 【質問3】カゴ落ち対策メールのサンプルはある?
  • 【質問4】スマホ(モバイル)特有のカゴ落ち原因と対策は?

それでは、1つずつ詳しく答えていきます。

【質問1】カゴ落ちによる「機会損失額」の計算方法は?

たとえば、月に70件のカゴ落ちが発生し、平均注文単価が10,000円の場合、毎月70万円(年間で840万円)の売上を逃している計算になります。

この「本来得られるはずだった売上」を可視化することで、カゴ落ち対策に投資すべき予算や優先度の判断基準になります。

まずは自社サイトの損失額を試算し、どれほどの改善インパクトがあるかを把握してみましょう。

【質問2】日本国内・世界のカゴ落ち率の平均は?

日本国内のカゴ落ち率の平均は、株式会社イー・エージェンシーの調査によると、約63.3%となっています。

世界のカゴ落ち平均率は、Baymard Instituteの調査によると、70.22%となっています。

このように国内外を問わず、カートに商品を入れたユーザーの6〜7割が購入に至らず離脱しているのが現状です。

まずは自社サイトでも同等の離脱が発生していると考え、優先度の高い改善策から順に取り組みを開始しましょう。

【質問3】カゴ落ち対策メールのサンプルはある?

カゴ落ち対策メールのサンプルの一例として、以下のようなメールを送ることが効果的です。

【件名】 お買い忘れはありませんか?カートに商品が残っています
【本文】
〇〇様
いつも[ショップ名]をご利用いただき、誠にありがとうございます。
現在、〇〇様のカートに以下の商品が残ったままとなっております。
・[商品名] 〇〇円
もしお買い物を続けられる場合は、以下のリンクよりカート画面へお進みいただけます。
[カート画面へ戻るURLまたはボタン]
※本メールと行き違いですぐにご注文が完了している場合は、何卒ご容赦くださいませ。

カゴ落ちメールは、ユーザーの購買意欲が冷めないうちに送るのが鉄則です。

離脱から「1〜3時間後」、「24時間後」、「3日〜1週間後」の3段階に分けて送ることがおすすめです。

また、ターゲット層がメールを開きやすい時間帯(通勤時間の朝8時、リラックスタイムの夜21時など)を意識して調整することで、より高い開封率・回収率が見込めます。

【質問4】スマホ(モバイル)特有のカゴ落ち原因と対策は?

スマホ(モバイル)特有のカゴ落ちの原因として以下のことが挙げられます。

  • 画面が小さく操作しづらい
  • 通信環境によって読み込みが遅い
  • 外出先での入力が面倒

これらの原因の対策として以下のことが挙げられます。

  • ボタンやリンクの最適化
  • 表示速度の改善
  • 入力の手間を省く

スマホユーザーは移動中や隙間時間に利用することが多く、少しの使いにくさが即座に離脱へ繋がります。

だからこそ、タップしやすいUI設計や入力の自動化など、モバイル環境に特化したストレスフリーな導線づくりが不可欠です。

ユーザーの「面倒くさい」という心理的ハードルを最小限に抑えることで、スマホからの購入完了率は劇的に改善します。

まとめ

本記事では、カゴ落ちの改善方法について紹介してきました。

近年、不正利用対策として2025年4月からECサイトで導入が義務化された「3Dセキュア」によって、決済承認率が低下してしまい、カゴ落ちが増加しています。

そこで本記事では、不正対策の強化と決済承認率の可視化・改善ができる、Caccoの不正検知サービス「O-PLUX」を紹介しました。

また、不正対策の強化や決済承認率の可視化・改善をするだけでなく、以下のカゴ落ち改善対策12選を行うことも重要な対策の1つです。

カゴ落ちは単一の原因で起こるものではなく、複数の要因が積み重なって発生するため、対策も一つに絞らず組み合わせて実施することが効果的です。

まずは自社サイトの現状を数値で振り返り、優先度の高いものから着手してみてください。

本記事を読んで、少しでもO-PLUXについて興味を持ったEC事業者がいましたら、ぜひ以下のバナーをクリックしてみてください。


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