かっこのデータサイエンス事業部でインターンシップに参加している東京通信大学・情報マネジメント学部・3年の崎濱航介です。
大学では経営・マネジメント・プログラミングを幅広く学んでおり、2023年1月よりかっこ株式会社のインターンに参加しています。
入社してまずアサインされたのは、某信用金庫様の取引情報を元にしたマーケティング分析案件。
その後、大手通信事業者様のポイント事業に関するデータ分析・環境構築を担当しています。
私は中学を卒業してすぐに大工として働き始め、4年間大工をしながら通信高校を卒業しました。
その後、漁師を経験し、自分で小売店を開業、大学に入学、インターンに参加といった、自分でも異様なバックグラウンドを持っていると思っています。
そんな私がかっこに入社し、どんなインターン生活を送っているのかを紹介したいと思います。
第1章: 挑戦と挫折
上司「ごめん、何を言ってるかわからない。」
上司「時間がないので、この作業は巻き取ります。他をお願いします。」
私がインターンに参加して、上司から言われていたことです。
質の低いアウトプットを出し続け、提出も遅れる。結果として、毎日私のミスや遅れのツケが上司に回っていました。
自分の不甲斐無さに泣いていました。。
技術力の不足はもちろんですが、一番痛感したのは報連相(報告・連絡・相談)の重要性や、わかりやすく正確に伝える日本語力の未熟さ、早めにアウトプットを確認してもらうという基本的な「仕事力」の欠如でした。
入社後2ヶ月の面談でも、「意図を読み取る能力が足りない」「作業ではなく考えて仕事をしてほしい」と厳しい指摘を受けました。
かっこではデータサイエンティストの技術以前にビジネスマンとしてこの仕事力が求められます。
正直、入社当初の私は比較的仕事ができると錯覚していました。
曲がりなりにも5年間の社会人経験があり、他の学生よりも自分は経験豊富だと思い込んでいたのです。
しかし、現実は全く違いました。他のインターン生の優秀さに圧倒され、自分の未熟さを痛感する日々でした。
インターンとして同期で入った方は、他のプロジェクトで専門分野を生かし、成功させているのを横目に、正直嫉妬の感情があったと思います。
第2章: 学びの中で
最初にアサインされたプロジェクトは2ヶ月ほどで終了し、最後まで貢献できずに終わってしまいました。
この時の挫折感はめちゃくちゃ大きかったです。
次にアサインされたのは、大手通信事業者のポイント事業に関する分析プロジェクト。
このプロジェクトでは毎日のようにSQLを書くことが求められましたが、同時に他のステークホルダーと文面で連携し、適宜報告や相談することが特に求められました。
今思うと、このプロジェクトは、私の不足している能力を鍛えるための学びの場を与えてくれたのではないかと思います。
その時頭によぎったのは、最初のプロジェクトで先輩に言われた「兎に角早くアウトプットを出した方が良い。ダメだったら直せばいい。」というアドバイスでした。
そこからは何がなんでも早くアウトプットを出すことを心掛けました。
下手な日本語であっても早めに先輩に見てもらい、修正してもらう。それをひたすら意識し続けました。
何度レビューをお願いしても、嫌な顔ひとつせずに対応してくれる先輩。相談したらきちんと時間をとってくれる上司。そんな環境がかっこにはありました。
その結果、次第に仕事がスムーズに進むようになりました。
毎日のように書いたSQLコードは200行ぐらいであれば難なく書くことができるようになり、言語能力も上達していくことで、先輩から修正を受けることが減っていきました。
他のステークホルダーとのコミュニケーションも円滑になり、適切な報告や相談を行うことで、信頼関係を築くことができました。
もちろんまだまだ未熟ですが、確実に以前より仕事を進める能力がついてきました。
最近特に嬉しかったことがありました。
クライアントからの急な分析依頼で、ミーティングを繋ぎながら要件を詰めていき、画面共有をしながら即座にSQLを書いてデータを集計するといった緊張感のある業務が完了した後のことです。
クライアントから「また仕事頼みたい。助かった。ありがとう」と言われたのです。
その時本気でデータで誰かの意思決定に貢献できたな、この仕事やっていて良かったなと思いました。
第3章: リーダーへの道
かっこでは意欲があれば、どんどん責任のある仕事を任せてもらえる環境があると感じています。
現在私は光栄なことに、前述した大手通信事業者様のプロジェクト2つでリーダーを兼任させていただいています。
リーダーとしての役割は、ただ自分のタスクをこなすだけでなく、チーム全体の進捗を把握し、問題が発生した場合は迅速に対応することが求められます。
特に気にしているのはメンバーとのコミュニケーション。「いつでも聞いてね!」と質問しやすい雰囲気を作るのを心がけていますが、たまに忙しくて出来ていない時があります。
まだまだ暗中模索、自分なりの接し方を学んでいます。
第4章: これからインターンに参加する方へ
実はこの記事を書いている2024年7月3日の約4ヶ月前、私はかっこ株式会社の退職手続きを進めていました。
在学中にも関わらず、外資系企業から内定をいただき、エンジニアとしての就職を予定していました。
実際に試用期間として業務にまで入りましたが、最終的には入社を辞退し、再度かっこ株式会社で働きたいと志願しました。
今まで働いていたとはいえ、出戻りを快く受け入れてくれて、インターンから契約社員にまでしてくれたかっこには、本当に感謝しています。
戻った理由はいくつかあるものの、一番大きかったのは、かっこ株式会社でこの先も働きたいと思ったからです。
新人に責任を持たせてくれて、困った時にはフォローしてくれる。確実に成長できる環境があると思いました。
あと、本当に社員間の仲が良すぎます。こんなに雰囲気の良い会社があるんだと驚きました笑
かっこには少し変わった人でも「良いね」「面白いね」と快く受け入れてくれるカルチャーがあります。
それが私にとっては心地良く、同時に毎月入ってくる面白いインターン生、社員の方々と交流して、刺激的でもあります。
音楽を作成している人、動画編集をしている人、アメリカの大学に通いながらリモートで勤務している人、論文で科学誌掲載を目指している人、起業するぞとお金を全力で気持ちよく追いかけている人、いろんな人がいます。
そんなかっこ株式会社で一緒に楽しみ、成長していきたいと思った方は、是非インターンに応募してほしいです!!