【ECの悩み】注文・出荷時の住所確認、どこまでやる?5つのチェック項目と正規ユーザーとの見分け方

不正検知・ノウハウ

「EC(自社サイト)での注文・出荷時の住所確認はどこまでするのが正解?」
「住所確認を目視でするのは限界がある…」

などに悩んでいるEC事業者様はいませんか?

住所を悪用した不正注文は以前からよくある手口ですが、最近ではより一層手口が巧妙化しており、目視での住所確認に不安・負担を感じているEC事業者も多いです。

この記事では、

  • 不正注文に使われるおもな5つの「住所」や「場所」
  • 【不正注文を見抜く】ECでの注文・出荷時の「住所確認」5つのチェック項目
  • 目視チェックは限界がある!ECの住所確認・あらゆる不正注文対策は「O-PLUX」が有効

などを解説していきます。

本記事を一読すれば、住所を悪用した不正注文を出荷前の段階でしっかり食い止めることができるようになるでしょう。

\不正リスクのチェックを自分で試せる!/

目次

ECでの注文・出荷時の住所確認に不安や負担を感じていませんか?

EC(自社サイト)を運営していると、住所の確認の段階で「この注文、なんか怪しいな…」と感じることはありませんか?

住所確認は、不正注文を防ぐうえでとても大切な作業ですが、毎日たくさんの注文を目視でチェックするのは、時間も手間もかかります。

特に注文件数が多くなると、住所確認の作業だけで担当者の負担がぐっと増えてしまいます。

まずは、住所を悪用した不正注文の仕組みを理解し、ECでの注文・出荷時の住所確認でチェックすべき項目について解説していきます。

住所を悪用した不正注文の仕組み

不正注文を行う人は、自分の本当の住所を使わないことが多いです。

具体的には身バレを防ぐために、どこからか窃取した他人のクレジットカード情報を使い、空き室や存在しない番地を配送先として指定する手口です。

また、闇バイトで雇った人の住所を配送先に指定し、そこから自分の住所へ転送してもらうなど、自分へ捜査の手が及ばないようにする悪質な手口もあります。

つまり、怪しい住所を早い段階で見つけることができれば、不正注文を出荷前に止めることができるということです。

【注意】3Dセキュアを導入しても不正注文は発生している

実は、3Dセキュアを導入しているECサイトでも、不正注文は後を絶たないのが現実です。

なぜかというと、3Dセキュアをすり抜ける悪質な手口の不正が出てきているからです。

たとえば、「リアルタイムフィッシング」と呼ばれる手口では、ユーザーが偽サイトに入力した3Dセキュアの認証コードを、不正者が即座に本物のECサイトへ転送する手口です。

だからこそ、3Dセキュアに頼りきりにならず、住所確認もしっかり行うことが大切です。

次章では、不正注文に使われる住所や場所の特徴について解説していきます。

不正注文に使われるおもな5つの「住所」や「場所」

不正注文には、よく使われる住所や場所のパターンがあります。

ここでは、不正に使われやすい5つの住所や場所についてご紹介します。

  • 番地の表記を変える
  • 空き家・賃貸物件の空室
  • 転送サービス・私書箱の住所
  • 民泊・ウィークリーマンション・ホテル
  • 実在しない住所・不完全な住所

どれも、不正注文で使われると「商品受け取りは成功するが、不正者自身が特定されにくい」という共通点があります。

それでは、以下で詳しく解説していきます。

1. 番地の表記を変える

前回購入時の住所の番地は「1-2-3」で、今回購入時は「1丁目2番3号」と書いたり、アパート名を省略したりと、住所の書き方を前回と少し変えるだけで、過去の不正データと一致しにくくなります。

これは、データベース照合による検知を逃れるための典型的な手口です。

ECでの注文・出荷時の住所確認では、表記の揺れや省略に気づけるかどうかが重要になります。

2. 空き家・賃貸物件の空室

空き家や空室になっている賃貸物件の住所を使うことで、商品を「住所に置き配」させて受け取るという手口があります。

特に都市部では空き家や空室の数も多く、こうした住所が不正に使われやすい環境が整ってしまっています。

ECでの注文・出荷時の住所確認では、配送先が長期間の空き家エリアと一致していないかを調べることも有効です。

3. 転送サービス・私書箱の住所

郵便物や荷物を別の場所に転送してくれるサービスや、私書箱(個人用の受取ボックス)の住所を使う手口もよくあります。

こうした住所は、実際に誰が受け取っているかを外から判断するのが難しいのが問題です。

転送サービスや私書箱は、正規のビジネス用途でも使われますが、不正注文に悪用されることも少なくありません。

もしも配送先が転送サービスや私書箱と分かった場合は、購入者への本人確認連絡を必須化するなど、慎重に対応することをおすすめします。

4. 民泊・ウィークリーマンション・ホテル

民泊やウィークリーマンション、ビジネスホテルの住所を使い、短期間滞在している間に商品を受け取るという手口もあります。

もし宿泊先の受付でデタラメな情報を記入していれば、追跡が難しくなります。

もしも配送先が民泊やホテルと分かった場合は、購入者への本人確認連絡を必須化するなど、慎重に対応することをおすすめします。

5. 実在しない住所・不完全な住所

存在しない番地や、都道府県・市区町村だけで終わっているような不完全な住所を使って不正注文してくるケースもあります。

一見すると住所が入力されているように見えますが、実際には配送業者はその場所に荷物を届けることができません。

このパターンは、

  • 配送業者が届けることができずに不正者に連絡して近くの場所で受け取る
  • 決済だけ通して後でキャンセル・返金を求める

といった手口が使われることがあります。

ECの住所確認では、住所の形式が正しいかどうかをチェックする仕組みを活用するのが良いでしょう。

ただし、これらを人の目で見て判断するのは難しいです。

そこで、不正注文でよく使われる住所や場所のパターンを高精度に自動検知してブロックすることができるのが、不正検知サービスです。

精度面・コスト面でも満足していただける不正検知サービスについては、『目視チェックは限界がある!ECの住所確認・あらゆる不正注文対策は「O-PLUX」が有効』で紹介しています。

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【不正注文を見抜く】ECでの注文・出荷時の「住所確認」5つのチェック項目

ここからは、ECでの注文・出荷時の住所確認で実際に使える5つのチェック項目を紹介します。

  • 【項目1】住所の「不完全さ・表記の異常」がないか確認する
  • 【項目2】怪しいと感じた住所の属性を確認する
  • 【項目3】過去の不正注文データと照合する
  • 【項目4】「注文した人」と「届ける場所」の整合性を確認する
  • 【項目5】決済完了後に配送先変更がないか確認する

これらを意識することで、怪しい注文を早い段階で発見しやすくなります。

それでは、以下でそれぞれのチェック項目を詳しく解説していきます。

【項目1】住所の「不完全さ・表記の異常」がないか確認する

まず見るべきことは、住所の書き方に「不完全さ」が見られたり、「表記の異常」がないかどうかです。

住所の不完全さとは、アパート名の番地が抜けていたり、都道府県から始まっていないなど、住所が最初から最後まで完全に書かれていないことです。

また、住所の表記の異常とは、全角と半角が混在していたり、記号が使われていたりすることです。

住所の不完全さや表記の異常は、不正のサインとして最も基本的なポイントですので、ひと目で違和感を覚えた場合は、必ず立ち止まってよく確認しましょう。

【項目2】怪しいと感じた住所の属性を確認する

【項目1】で怪しいと感じた住所は、その住所がどんな場所かを確認することも大切です。

地図サービス(Googleマップなど)で住所を検索すると、空き地・廃墟・駐車場といった場所が出てくることがあります。

ECでの注文・出荷時の住所確認では、「住所が正しく存在する」ことと「実際に商品を受け取れる場所か」は別問題です。

建物があっても、空室や空き家・民泊施設である可能性も踏まえて判断する必要があります。

【項目3】過去の不正注文データと照合する

自店で過去に不正と判断した注文の住所・メールアドレス・電話番号などを記録しておき、新しい注文と照合する方法は、住所確認のなかでも効果が高い手法の1つです。

不正を行う人は、番地などの表記を少し変えて同じ住所を使い回すことがよくあります。

「1-2-3」を「1丁目2番3号」に変えただけの同一住所でも、蓄積されたデータがあれば気づくことができる可能性があります。

ただし、目視・手動での照合には限界があります。

よって、このような住所の表記ゆれを高精度に自動検知できる不正検知サービスの導入を検討することをおすすめします。

おすすめの不正検知サービスについては、『目視チェックは限界がある!ECの住所確認・あらゆる不正注文対策は「O-PLUX」が有効』で詳しく解説しています。

【項目4】「注文した人」と「届ける場所」の整合性を確認する

注文者の名前・電話番号・メールアドレスと、配送先の住所が自然な組み合わせかどうかを確認することも、重要なポイントです。

たとえば、注文者が北海道在住のはずなのに、配送先が沖縄の住所になっているケースは、一旦不正を疑うべきです。

ただし、ギフト用途で注文者の住所と配送先の住所が異なることも考えられますので、他の情報と合わせて総合的に判断する必要があります。

判断が難しい場合は、メールや電話などで本人確認を行うのがおすすめです。

【項目5】決済完了後に配送先変更がないか確認する

決済が完了した後に、メールや電話で「住所を変えてほしい」という連絡がないかも出荷前に確認しておくべきです。

これは、最初は正規の住所で注文しておき、出荷直前に転送先や別の場所へ変更させようとする手口です。

特に高額な商品の注文で、急に住所変更の連絡が来た場合は、本人確認を含めた慎重な対応を取りましょう。

メールや電話での本人確認のやり方は、以下の記事で詳しく解説しておりますので参考にしてください。

ここまで、ECでの注文・出荷時の住所確認でチェックすべき項目について解説してきましたが、これらを目視・手動で行うには限界があり、ミスも発生しやすくなります。

次章では、住所確認の目視チェックに限界を感じているEC事業者におすすめの不正検知サービスをご紹介します。

目視チェックは限界がある!ECの住所確認・あらゆる不正注文対策は「O-PLUX」が有効

これまで紹介してきたECでの注文・出荷時における住所確認のチェック項目は、担当者が目で見て判断する「目視チェック」が前提です。

しかし、注文件数が増えてくると、人の目だけでは対応しきれなくなってきます。

見逃しのリスク・担当者の負担・チェックにかかる時間、こうした課題をまとめて解決するツールとして注目されているのが不正検知サービス「O-PLUXです。

「O-PLUX」は、ログインから決済までECの不正を一貫して見抜くクラウドサービスで、累積された膨大な不正データをもとに注文を自動でスクリーニングします。

※参考:Cacco Inc.

人の目では見つけにくい住所の表記ゆれや、過去の不正と関連する情報も自動で高精度に照合できます。

また、それだけではなく、「O-PLUX」は悪質な転売やアカウント乗っ取り、不正会員登録などECサイト運営における10の被害を防ぐことができます。

※参考:Cacco Inc.

不正注文の被害を減らしながら、担当者の負担も軽くしたいというEC事業者様は、以下からお気軽にお問い合わせください。


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最近ではECショップに「住所がバレたくない」正規ユーザーも多い

ECでの注文・出荷時における住所確認を強化することは大切ですが、一方で「個人情報を渡したくない」と思っている正規のユーザーも増えています。

プライバシー意識の高まりから、コンビニ受取や宅配ロッカーを希望するユーザーが増えており、「怪しいから」ではなく「個人情報を守りたいから」という理由で、自宅以外の住所を指定するケースもあります。

つまり、EC事業者は住所確認のチェックをしっかり行いつつも、正規ユーザーを不必要に疑って対応を誤ることがないよう、バランスが大切です。

以下では、このような「個人情報を守りたい」正規ユーザーと不正者の見分け方をご紹介します。

正規ユーザーと不正者の見分け方

「個人情報を守りたい」正規ユーザーと不正者の見分け方を、以下の表にまとめました。

チェック項目 正規ユーザー 不正者
主な配送先 コンビニ受け取り、営業所留め
(※ただしすべてが正規ユーザーとは限らない)
空き家、賃貸の空室、転送サービスの倉庫
住所の入力 モレなく規定通りに正しく入力 番地抜け、部屋番号なしなど不完全
決済の安全性 3Dセキュアをクリアする
(※ただし3Dセキュアを突破する不正もある)
3Dセキュアでエラー、名義がバラバラ
購入商品 日用品、服、趣味の物 スマホ、ゲーム、ブランド品は要注意(換金目的)
連絡先 メールや電話で確実に連絡が取れる メールが使い捨て、電話は不通

すべての不正者項目に該当する場合、明らかに不正注文だと断定できますので、キャンセル処理を行うようにしましょう。

ただし、どれか1つの不正者項目に該当している場合は、本当に不正者か判断は難しいため、必ず本人確認を行ってください。

本人確認の際に、登録しているメールアドレスが使い捨てだったり、デタラメな電話番号で繋がらないなどあれば、不正注文と判断することができます。

メールや電話での本人確認のやり方は、以下の記事で詳しく解説しておりますので参考にしてください。

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ECでの注文・出荷時の住所確認についてよくある質問5つ

最後に、ECでの注文・出荷時の住所確認に関して、現場でよく出てくる質問を5つまとめました。

  • 【質問1】怪しい住所が使われている場合は一律でキャンセルしてもいいの?
  • 【質問2】「コンビニ受け取り」や「営業所留め」なら、住所偽装の心配はない?
  • 【質問3】不正を疑って連絡したら、正規ユーザーを怒らせてしまうことは?
  • 【質問4】目視での住所確認が多すぎて出荷が間に合わない場合はどうすればいい?
  • 【質問5】過去に不正と判断したのに同じ住所から何度も注文が来る場合の対処法は?

それぞれの質問に対して、分かりやすく回答していきます。

【質問1】怪しい住所が使われている場合は一律でキャンセルしてもいいの?

怪しい住所の一律キャンセルは、正規ユーザーもキャンセルしてしまう可能性があるためおすすめしません。

住所確認で怪しいと感じた場合は、まず購入者に本人確認の連絡を取るのが基本的な対応です。

キャンセルは「本人確認が取れなかった場合」や「不正が確実な場合」に限定するのが、住所確認における正しい対処の流れです。

メールや電話で本人確認をとる方法については、以下の記事で詳しく解説しておりますので参考にしてください。

【質問2】「コンビニ受け取り」や「営業所留め」なら、住所偽装の心配はない?

コンビニ受け取りや営業所留めは、受け取り時に本人確認が行われる場合があるため、不正をしにくいともいえます。

しかし、コンビニ受け取りや営業所留めだからといって不正注文でないとは言い切れません。

ECの注文・出荷での住所確認では、配送方法だけでなく、注文者情報全体を組み合わせてリスクを判断することが大切です。

【質問3】不正を疑って連絡したら、正規ユーザーを怒らせてしまうことは?

本人確認の連絡をする際の文面と態度に気をつければ、ほとんどの正規ユーザーは不快に感じません。

本人確認の連絡は、疑いをぶつけるのではなく「確認をお願いする」というスタンスを徹底することが大切です。

具体的には、「○○の理由でご確認が必要となりました」と理由を添えるだけでも印象が大きく変わります。

メールや電話での本人確認のやり方は、以下の記事で詳しく解説しておりますので参考にしてください。

【質問4】目視での住所確認が多すぎて出荷が間に合わない場合はどうすればいい?

注文が多くなって目視での住所確認が追いつかなくなってきた場合は、自動で不正注文かどうか確認できる不正検知サービスを導入するのがおすすめです。

全件を人の目でチェックするよりも、ツールがリスクありと判断した注文だけを確認する方が、効率よく住所確認を行えます。

おすすめの不正検知サービスについては、『目視チェックは限界がある!ECの住所確認・あらゆる不正注文対策は「O-PLUX」が有効』で紹介しています。

【質問5】過去に不正と判断したのに同じ住所から何度も注文が来る場合の対処法は?

過去に不正と判断した住所からの注文が繰り返し来る場合は、その住所を「ブラックリスト」として登録し、注文を自動でブロックまたは保留にする仕組みを作ることが重要です。

ただし、住所確認を毎回人の目で行うのは非効率なため、不正検知サービスを導入するのがおすすめです。

おすすめの不正検知サービスについては、『目視チェックは限界がある!ECの住所確認・あらゆる不正注文対策は「O-PLUX」が有効』で紹介しています。

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まとめ

この記事では、ECでの注文・出荷時の住所確認について、不正注文に使われやすい住所のパターンから、実践的なチェック項目、よくある疑問まで幅広く解説しました。

不正注文は年々手口が巧妙になっています。

だからこそ、出荷前の住所確認を単なる「住所の確認」ではなく、注文者情報全体と組み合わせた「総合的なリスク判断」として捉えることが大切です。

また、目視チェックだけでは限界があるため、注文の件数が増えてきたら不正検知サービスの活用も検討しましょう。

本記事では、不正検知サービス「O-PLUX」をご紹介しましたが、「O-PLUX」は累積された膨大な不正データをもとに、住所を悪用した不正注文も高精度に検知することができます。

つまり「O-PLUX」を導入すれば、住所確認の精度を高めながら、担当者の負担も大幅に減らすことができます。

「正規のユーザーを大切にする」「不正注文をしっかり防ぐ」この両立を実現するために、今回紹介した住所確認のポイントをぜひ日々のEC運営に取り入れてみてください。

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