インターン体験記

始めて良かった!大きなスキルアップに繋がった自主性を尊重する環境とは【データサイエンスインターン体験記】

中央大学理工学部ビジネスデータサイエンス学科4年の中村隼です。

2025年2月からかっこでインターンを初めて、約10ヶ月になります。大学では深層学習を用いた画像判別に関する研究を行っています。

今回は、かっこのデータサイエンス事業部のインターンを通してスキルアップした体験を紹介します。

インターンを始めた切っ掛け、どうして、かっこだったのか?

長期インターンを始めようと思ったきっかけは、データサイエンスが実際のビジネス現場でどのように活かされているのかを肌で感じたいと思ったことにあります。

大学での座学を通して、データサイエンスの理論的な部分は学びましたが、これらがどのように活用されているかのイメージがついていませんでした。

かっこの長期インターンに参加すればこの目的が達成できると思い、企業を探し始めました。

その中でかっこを選んだ理由は、大きく2つあります。

ベトナムひとり旅へ行った際の写真

1つ目は未経験でも応募可能だったことです。

多くの長期インターンは開発経験やコンペ等の参加経験が必要でした。

当初は未経験でついていけるか不安でしたが、長期インターンを始める前に1ヶ月半ほどの試用期間があり、データ収集から分析、プレゼンの流れを一気通貫で学ぶことができます。

この期間に実務で必要なプログラミングスキルやコミュニケーションを学ぶことができるため、実務開始時には、ある程度のスキルを身につけた上で、業務に取り組むことができます。

2つ目の理由は、大きく成長できる環境があると感じたからです。

応募前に、インターンブログやかっこ関連の記事に目を通したのですが、インターン生でも主体的に行動することで大きな裁量権をもたせてもらえる環境であると感じました。

以上の理由から、かっこに応募し、無事試用期間も突破して現在に至ります。

身についた技術や考え方

試用期間突破後は、国内大手通信事業会社のポイント事業、特に会員ランク事業を担当しています。業務を実施していく中で、身についたスキルを3点紹介します。

1つ目はSQLのコーディングスキルです。

インターンを始める前は、SQLに関する知識はほぼ0でしたが、今では分析要件に沿ったクエリを作成することができるようになりました。特に、次のようなスキルが身につきました。

  • 効率的なクエリを作成する力:担当業務では、100億レコードを超えるテーブルを頻繁に扱います。そのため、単に要件を満たすクエリではなく、処理速度とコストを意識した効率的なクエリを作成できるようになりました。
  • 可読性の高いクエリを作成する力:作成したワークシートは社内で共有されます。現在では、適切なコメントやロジックの説明を記述し、誰が見ても分析の意図や過程が理解できるワークシートを作成できるようになりました。

2つ目は資料作成スキルです。分析結果をまとめたアウトプットファイルを作成し、クライアントに報告する業務を通じて、分析結果からビジネス施策へと繋げる一連のロジックをシンプルに構築するスキルが特に磨かれました。

例えば、「分析結果 → 考察(なぜそのような結果になったか) → 考察から導かれる施策案」という流れを徹底することで、データ分析の結果を、課題解決に繋がるシンプルで明確な示唆として伝えられるようになりました。

かっこタコスパーティ(月1回のペースで、料理上手の上司が作る絶品料理が食べられます。)

3つ目は要件定義力です。

依頼された課題を解決するために、分析の初期段階で不明瞭な要素を解決する癖がつきました。

依頼を受けた際、まずは最終的なアウトプットの形(資料の構成)と、そこに至るまでの分析の流れを頭の中で具体的にイメージします。

この段階で、分析の目的、データ取得の可否、ロジックの不明瞭な点、結果がビジネスに与える影響など、不明瞭な点があればその場ですぐに質問し、解決するように徹底しました。

これにより、手戻りのない効率的な分析計画を立てる「要件定義力」が身につきました。

なぜその技術や考え方が身に付いたのか

これらのスキルが身についた理由は、かっこの環境にあると思います。

インターンを始めたての頃、担当の上司から「最終的な責任は社員がすべて受け持つが、責任感は持って仕事をしてほしい」という教えを受けました。この言葉は、業務に対する当事者意識を強く持つ原点となりました。

また、かっこではインターン生にも主体的な行動が強く求められます。

例えば、何か疑問や困難に直面した場合、単に「どうすればいいですか?」と解決策を求める質問をするのではなく、「自分はこう考えますが、問題ないでしょうか?」というように、必ず自分の意見(仮説)をセットで問うことが習慣づけられています。

このような環境は、「丸投げ」を許さず、常に自ら考えて行動する姿勢を養いました。

結果として、インターン開始時と比べて大きく成長できたと考えています。

趣味の釣り。写真は茨城でイワシを釣った時のもの。

これから挑戦したいこと

現在は会員ランク事業を主に担当していますが、今後はポイント事業全般の業務やクライアントへのプレゼンにも挑戦したいと考えています。

かっこには、インターン生が自ら挑戦することを厭わない文化があります。

経験の有無に問わず、データサイエンティストとして実務経験を積みたいと考えている方はぜひ応募してみてください。

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