2015.12.01
Press

EC・通販での不正注文検知サービス「O-PLUX」新体系を発表しました

中国犯罪組織などによるネット詐欺が横行するなか
インターネット通信販売における不正な注文を

ビッグデータ解析等を用いて検知するサービス「O-PLUX」
導入を容易にするため機能や料金体系を見直してサービス提供を本格化

インターネット通信販売事業者(以下ネット通販事業者)向けに、ビッグデータ解析等を用いて詐欺などの不正な注文を検知するサービス「O-PLUX(オープラックス)」を提供している、かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:岩井裕之)は、EC市場の拡大とそれに伴う不正の増加を背景に、この程、導入を容易にするため機能や料金体系を見直し、サービス提供を本格化させる運びとなりました。

消費者向けEC(エレクトロニックコマース)の市場は、2014年時点で約12兆8000億円にまで至り、今後もさらなる拡大が見込まれています。

一方、それに伴って未払いや詐欺などの不正、犯罪が増え、またその手口も巧妙化し、深刻な問題となっています。当社の調べ(2015年1月~5月)では、不正とみられる注文件数の比率は、クレジットカード決済の場合で1.83%、商品を先に届け後で請求する後払い決済の場合で5.85%と、けっして小さくない数字となっています。EC市場の規模に照らし合わせると莫大な損害が生じています。
特に最近では、海外からの組織的な犯罪が増え、不正注文の51.22%が中国のドメインからのものでした。
不正注文者は転売を目的としていることが多く、オークションサイトなどCtoCサイトの利用の広がりで現金化が容易になったという背景も増加の要因となっています。

こうした不正、犯罪の増加によってネット通販事業者は少なからぬダメージを受けており、今後のEC市場発展の大きな妨げになっています。

当社が提供するネット通販不正検知サービス「O-PLUX」(詳細は別添資料参照)を導入した場合、前述のクレジットカード決済で1.82%が0.24%に(86.81%低減)、後払い決済で5.85%が0.97%に(83.42低減)まで被害を低減させることができます。

同サービスは、2012年6月から提供を開始し、これまでに約2000サイトに導入されていますが、日本におけるECサイトの数は数十万ともされており、まだまだ未開拓市場と言えます。

当社では、ネット通販事業者の不正注文による損害を未然防止し、EC市場成長に貢献すべく、この度、導入を容易にするため機能や料金体系を見直してサービス提供を本格化させます。

新しい機能としては、これまでネット通販事業者から注文データを受け取る際には、API(*1)またはCSV(*2)を用いてきましたが、新たにタグ(*3)方式を加えました。これにより導入が簡易で低費用で利用することができるようになりました。

(*1) API:Application Programming Interface。コンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約
(*2)CSV:Comma-Separated Values。いくつかの項目をカンマ「,」で区切ったテキストデータおよびテキストファイル。表計算ソフトやデータベースソフトなど異なるソフトウェア間でデータを交換できる。
(*3) タグ:付加情報を埋め込む特殊な文字列

また、決済別、注文件数規模による料金体系とし、小規模でも導入し易くしました。費用等、詳細はお問い合わせください。

【本件に関するお問い合わせ先】
 かっこ株式会社 ソリューション事業本部
 https://cacco.co.jp/products/contact-products/
 TEL : 03-6447-4535