かっこのデータサイエンス事業部でインターンシップに参加している中央大学理工学部ビジネスデータサイエンス学科4年の角井翔馬です。
2023年11月からかっこでインターンをはじめて1年になります。
大学では、マーケティングサイエンス領域の消費者行動分析に関する研究を行っています。
今回は、かっこのインターンを通してデータサイエンティストの見習いとしてはもちろんのこと、ビジネスマンとして成長できた体験を紹介します。
インターンを始める前の自分
大学の1年生の時はデータサイエンスに対する興味が特段ある訳でもなく、最低限の勉強をしていました。
しかし、大学1年生の統計学の授業の最後に「データサイエンティストという最もセクシーな年収の高い職種がある。この学科でしっかり勉強したらデータサイエンティストになれる。」という話を聞いてデータサイエンティストを目指すことになりました。
そのため、大学2年生からデータサイエンティストになるために大学の授業を真面目に受け始めました。
また、大学の授業だけでは足りないと感じた知識や実装力を、統計検定やデータ分析コンペティション(signate)で補うことを同時並行して行い、これらの取り組みは大学2年生から3年生にかけて行いました。
そのおかげで、大学では成績優秀者として奨学金をいただけるようになり、統計検定2級を取得することや、signateのexpertになることもできました。
しかし、大学3年生で、データサイエンティストとしてのアカデミック領域の基礎力はある程度あるものの、アカデミックの知識をビジネスに適用した経験がない事に気づきました。
そして、自分の知識がどれだけビジネスで通用するのかを試したいという気持ちやビジネス経験を積んだらより良い人材になれるという気持ちが生まれ、データサイエンスのインターンをしたいと思い、かっこのインターンで働くに至りました。
かっこのインターンで経験と成長
かっこのインターンでは、プロジェクトの始まりから終わりまで様々な業務を行う必要があり、データ分析を含めそれ以外の業務も一気通貫して経験することができました。
具体的には、pythonを使ったデータクリーニングからSQLによるデータ抽出・集計、ダッシュボード作成といった、企業のリアルなデータを用いた分析に関する仕事に加え、分析報告資料作成、クライアントに対する分析報告、クライアント企業への自動分析環境の提供、仕様書作成やマニュアル作成などを行いました。
これらの活動を通じて、データサイエンティストとしての基礎的な技術はもちろんのこと、幅広い業務に携わる中で求められる必要な情報を素早くキャッチアップする力や、そこから行うべき作業を明確にして提案する力を身につけることができました。
また、自分のアサインされたプロジェクトでは、毎週1回進捗確認を行うMTGが行われます。
ここでは、プロジェクトを管理する社員が現場の状況を把握した上で、スケジュール通りに業務を進められるように次の作業を明確にする必要があります。
したがって、私たちインターン生が作業の状況・進捗を社員に簡潔でわかりやすく報告することや、今後の作業におけて障害になりうることを想像し、MTG内で解決方法を質問をして、MTG後からは迅速に作業を行える状況を作ることが求められます。
この中で、状況を整理して簡潔に報告したり、わからないことをその場で質問するといった、プロジェクトを進める上で必要なコミュニケーション力を身につけることもできました。
成長できた要因はこれだった
そんな1年足らずでも大きく成長できた私ですが、前述のように成長できたのは
- インターン生自身に主体的な行動が求められたり、できていないことをできていないと指摘して続けてくれる‘環境’
- それを乗り越えるための自身の‘試行錯誤’
にあると考えています。
先ほども述べましたが、かっこのインターンでは様々な業務を任されます。
時には、初めて扱うAWS環境を使った開発や未経験のシステムの仕様書・マニュアル作成といったことを任され、プロジェクトの期限内に社員に補助をしてもらいながらも自分自身でキャッチアップをして業務を遂行する必要がありました。加えて、作業内容を考えて提案してと言われることもありました。
この環境で「わからない状態から作業ができる状態になるための必要な情報や、期限内に業務を終わらせるための作業やその進め方」を考え続けることで、プロジェクトを進めていく上で必要な情報を素早くキャッチアップする力や作業内容を提案する力を手に入れられました。
環境と試行錯誤を支えてくれたかっこの人たち
他にもMTGでは、正しく状況を伝える必要がありましたが、インターンの始めたての頃は「結局何が言いたいの?」とよく言われていました。
また、作業指示に対して質問を適切にできないことで、MTG後すぐに作業に取り組めず、再度質問をするという無駄なことをしていました。
そこで、わかりやすい説明の仕方やフォーマットをかっこの社員の方々に聞き、報告の前にはその報告内容が教わったフォーマットに合っているかを確認。説明のシミュレーションを行うことも繰り返しました。加えて、報告後には報告の仕方の振り返りも行うようにしました。
また、MTGで作業指示が出た段階で、実際に作業をイメージし、少しでもわからないところは質問をして作業実施イメージをクリアにするということを繰り返しました。
その過程の中でかっこ社員の方々は、わからない部分をわからないと指摘し続けてくれたり、質問を自分で考えさせるようにし続けてくれました。
おかげで、正しく進捗を報告することと作業を迅速にこなすための質問ができるようになりました。
かっこのインターンがもたらした価値
このインターンシップは特に2つのきっかけを与えてくれました。
1つ目が大幅な成長をするためのきっかけです。
かっこのインターンでは、常に自分の能力の範囲内ではなく、少し上のレベルの業務をする機会が提供されます。また、インターン生を学生として捉えるのではなく社員として捉え、高い水準でアウトプットすることが求められます。
この環境で成長の機会をうまく活用することで大幅に成長することができ、環境の良さを享受することができました。
2つ目に、価値観を広げるきっかけも享受することができました。かっこでは、方針説明会やクラブ活動で、同じ事業部の人のみならず他の事業部の方々と交流することができます。
この時に、複数回転職をしている人や複数の趣味を持っている人、行動力がずば抜けている人、サイドビジネスをやっている人、など多様な人と交流することで自分が知り得なかった観点や学びを得ることができました。
ぜひ、かっこのインターンに応募をして、試用課題を突破してください。
自分次第ではありますが、かっこのインターンでは、想像をはるかに上回る成長をすることができます。