大学卒業後、証券会社の営業マンとして一旦、社会に出た経験がある、山科くん。
その後、大学院でデータサイエンスを学ぶことにした異色の経歴の彼は、果たしてどんな経緯から、かっこのインターンシップに参加して、何を得たのでしょうか。
インターンは「足りていない力を補う場所」だと語る
立教大学 経済学部 修士2年の山科佑太くんによる、かっこでのデータサイエンス インターン体験記です。
証券会社に新卒入社したものの…
経済学部を卒業した私は、証券会社で営業をしていました。そんな中思っていたことは「私はお客様にとって必要な存在になれるのか」という不安です。
営業の仕事は「商品を売りさばくこと」です。その商品が質の悪いものであってもお客様にお勧めしなければなりません。そんな中私はお客様、そして世の中に必要とされる仕事がしたいと思うようになりました。
じゃあ世の中に必要とされている仕事とは具体的に何だろうと考えたとき、「AIがあれば証券会社の商品とお客様のマッチングができて、お客様に必要とされている商品を販売できるのではないか」という仮説が頭をよぎりました。
このようなことから、私は証券会社を退職し、データサイエンティストへのキャリアチェンジを目指しました。
しかし、文系大学出身の私にはAI、データサイエンスの知識など微塵もありません。(プログラミングがほぼ未経験なのはもちろんのこと、数学ですら怪しかったです(笑))
そこで、アカデミックなことは大学院で勉強し、ビジネスに関することはこのインターンを通して勉強しようと考え、このインターンに応募しました。
インターンを通じて得られた成長
成長した点は主に2つです。
1、技術面
2、相手の立場に立って考える癖がついたこと
1つ目は、技術面です。
プログラミングや統計、その他AWSなどの知識、技術はかっこ以外でも使えるものです。
なので、もし他の企業に就職を考えている場合でも、IT系の企業であれば身に着けておいて損はないです。
(よく会社説明会で「必要な技術は会社に入ってから研修で身に着ければいい」とよく言われますが、研修でどうせ身に着けるのであれば早いに越したことはないです。むしろ早く身に着ければライバルと差をつけることができます。受験勉強と一緒です。)
私はかっこに入ってからAWSやgit、Linux、Pythonなどを少しずつ身に着ることが出来ていると感じています。
特にためになっているのはプログラミングコードの書き方です。ビジネスの現場では、自分以外の人が見ても理解しやすいコードを書くことが求められます。
徐々にですが身に着けることが出来ていると感じています。
2つ目は、相手の立場に立って考える癖がついたことです。(人間として基本的なことかとは思いますが、、、)
例えば、社員の方から仕事を頼まれた時、社員の方から指示された仕事をただこなしているだけだと、社員の方が求めているアウトプットとは異なるものを作ってしまうことがあります。
社員の方の立場に立って、どのようなアウトプットを求めているのかを考える癖が身についたところ、徐々にですが社員の方のイメージ通りのアウトプットを出せるようになりました。また、それだけでなく、社員の方からの指示を受ける前から、どのような指示が出るかを予想して手を動かすことができるようになりました。
ただ、私もこの点に関してはまだまだ未熟だと思っています(笑)
成長できた理由・要因
1、かっこに優秀な方々がたくさんいらっしゃること
2、かっこで身に着けたスキルや経験がかっこ以外の場所でも役に立っていること
の2つだと思います。
1に関して。
優秀な方のアウトプットと自分のアウトプットを比較すると、いやでも自分の弱点や課題が見えてきます。
その弱点を社員の方や他のインターン生にお手伝いいただきながら、少しずつ補完していくことで成長できたと思っています。
2に関して。
時々友人や先輩から「AIについて教えてくれ」であるとか「うちの会社でDXを進めたいんだけどちょっと話聞かせて」などの相談を持ちかけられます。その際に、かっこでのITビジネスの経験が大いに役立っています。
「私のスキルアップが、友人や先輩の助けになる」ということは、自分が成長する大きなモチベーションになりました。
インターンは「足りていない力を補う場所」
世の中から必要とされる人材とはどのような人材なのか、そのような人材と比較して自分には何が足りていないのか、そしてその足りていない力を補う場所だと考えています。
世の中から必要とされる人材になるためには、自分には何が足りていないのかを知る機会になりました。そして、かっこでの業務経験や、部長との一対一の面談、社員の方や他のインターン生の方々からのアドバイスのおかげで、必要な力を少しずつ補うことが出来ています。
かっこでのインターンを通じて、少しずつですが、私が目指す人材像に近づくことが出来ているのではないかと思っています。
これからも、かっこでお世話になりながら、自分の目指す人材像に近づけるように努力する所存です。