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売れるネットショップを作る集客方法9つ&成功事例3選

ネットショップの売上は「集客×成約率×単価」で計算できます。

その中でも、これから売れるネットショップを作りたいときに重要なのは集客です。

なぜなら集客がなければ、何人が商品を購入するのか(成約率)、いくら購入するのか(単価)がわからないからです。

しかしネットショップにお客様を呼び込む方法はいろいろありすぎて、どれから手を付けてよいのかわかりにくいですよね。

そこでこの記事ではネットショップへの集客方法と、実際の成功事例を紹介します。

費用をかけずに集客する方法も紹介するので「予算はあまりかけられないけど集客はしたい…」という方もまずはご一読ください。

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とにかく手っ取り早く集客する方法4つ

最初にとにかく手っ取り早く集客するための方法として、以下4つを紹介します。

  1. リスティング広告
  2. SNS広告
  3. ディスプレイ広告
  4. 動画広告

リスティング広告

リスティング広告とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで、特定の検索キーワードに対して出稿できる広告のことを指します。

検索結果に「広告」と書かれているものがあれば、それはリスティング広告です。

運用してみて成果の出るキーワードがわかればそこに広告を出せて、成果の出ないキーワードは除外できます。

このように見込み客を狙い撃ちできるのは、リスティング広告のメリットです。

予算:3万円〜/月

リスティング広告の費用はキーワードによって異なります。

オークション制であるため、広告を出したい競合が多いキーワードほど、1クリックあたりの料金は高くなるのです。

とはいえ1ヶ月でおよそ3万円ほど予算を見積もっておけば、問題なくスタートできます。

SNS広告

SNS広告は、FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのSNSプラットフォームに対して広告を出す方法です。

各プラットフォームによって細かい特徴は異なりますが、SNS広告はユーザーの属性に合わせて細かくターゲティングできるのが大きなメリットです。

年齢や性別、学歴、勤務先、趣味など個人情報をもとにターゲットを絞り込めるので、訴求したい層に的確にアプローチできます。

予算:1万円〜/月

SNS広告はプラットフォームや出稿方法によりますが、1ヶ月1万円ほどから広告を出せます。

ターゲットを細かく設定すれば求める顧客層へ的確にアプローチできるので、費用対効果も期待できるはずです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される、テキストやバナー形式の広告です。

一度サイトを訪れた人に広告を出すリターゲティングができるため、自社の商品に興味がある層へ直接アピールできるのは大きなメリットです。

予算:3万円〜/月

ディスプレイ広告は1ヶ月3万円ほどからスタート可能です。

しかし出稿はオークション制で、競合が多いほど単価が高くなるため、ジャンルによっては満足に広告を出せないこともあります。

そのため最初はサイトに来た人だけにリターゲティングして出稿するなど、広告の出し方に工夫が必要です。

動画広告

動画広告とはその名の通り、動画で作られた広告を出稿する方法です。

テキストやバナーの広告と異なるのは「音」と「動き」がある点で、短い時間でたくさんの情報を伝えることができます。

「動画=YouTube」と思うかもしれませんが、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSでも動画を使った広告は出すことが可能です。

予算:3万円〜/月

動画広告の出稿は1ヶ月3万円ほどからスタートできます。

しかし、他の広告と違うのは動画コンテンツを作るためにまとまった予算が必要な点です。

2種類の動画広告を出して成果を比較するなど、運用していくにも都度予算が必要なので真っ先に始めたい広告とは言いにくいでしょう。

集客に詳しい人に代行してもらう方法2つ

ここからは集客のプロに代行してもらう方法として、以下2つを紹介します。

  1. ネットショップ集客代行
  2. アフィリエイト広告

ネットショップ集客代行

ネットショップの集客を専門にしている会社に依頼するのも1つの集客手段です。

豊富な経験と知識を持ったプロならではの視点で、ネットショップの集客を強力にサポートしてくれます。

自社ECの集客に強い会社、ECモール(楽天など)での集客に強い会社など、代行業者によって得意分野があるので、目指したい方向性によって業者を選定していきましょう。

予算:1万円〜

プロに集客を代行してもらうと費用がかかりそうなイメージがあるかもしれませんが、意外と1ヶ月1万円ほどからスタートできます。

とはいえ自社ECなのかモールなのか、どのくらいの業務範囲を任せるのかなどで料金は大きく変わるので、まずは問い合わせてみてください。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とはいわば「成果報酬型広告」のことで、商品が買われたときに広告費が発生するタイプの広告です。

1購入あたりの広告費は自由に設定できて、商品が買われた分しか費用が発生しないので、広告コストを抑えられます。

また商品のジャンルにあったメディアで紹介してもらえるため、自社でターゲティングする手間がないのもメリットです。

予算:0円〜

代理店によっては初期費用や月額費用がかかる場合もあります。

しかし、売上が出たときだけ費用が発生するタイプの代理店もあるので、状況に応じた会社を探してみてください。

時間はかかるが軌道に乗ると安定する集客方法3つ

最後にじわじわと売上に効いてくるタイプの集客方法として、以下3つをお伝えします。

  1. SNS投稿
  2. SEO対策
  3. ブログ運営

SNS投稿:Instagram(インスタ)など

InstagramなどのSNSへの投稿を積み重ねて、フォロワーとして見込み客を集めることが可能です。

広告などの手段と違って、コメント欄などでお客様と直接コミュニケーションを取れるため、生のニーズを探ることができます。

予算:0円〜

SNSのアカウントを開設して投稿するだけであれば、予算は0円からスタートできます。

しかし、運用代行など専門のプロに依頼するとなると、当然ながら予算は必要です。

SEO対策

SEO対策とはGoogleやYahoo!などの特定キーワードで上位を目指す、いわゆる「検索エンジン最適化」と呼ばれる方法です。

いままでなんとなくで書いていた商品説明に対策キーワードを盛り込むなど、今すぐ始められることもあります。

自社ECでもモールでも、SEO対策は可能です。

予算:0円〜

ページ内にキーワードを盛り込むなど、無料でできるSEO対策も数多くあります。

とはいえSEOにもさまざまな手法があり、「どうしてもこのキーワードで上位を獲得したい」などであれば運用代行の会社に費用を支払う必要が出てきます。

ブログ運営

ブログに商品の使い心地やストーリーを書くことで集客する方法もあります。

検索で上位になったり、SNSで拡散されたりすることでお客様を呼び込むことが可能です。

予算:0円〜

長文を書くには時間も労力もかかりますが、予算を組むことなく施策を進められます。

ブログの構築やSEO対策などを依頼すると費用はかかってきますが、スタートは予算がなくても問題ありません。

集客にはお金をかけるべき?無料でやるべき?

ここまでECサイトの集客方法として有料のものも無料のものも紹介しました。

「けっきょくお金をかけたほうがいいの?無料でも大丈夫?」と思うかもしれませんが、結論は以下の通りです。

  • 初速を出すなら広告や集客代行などにお金をかけるべき
  • 商品を作る前ならその過程も含めてまずはSNSやブログで発信するのも1つの手

広告や集客代行など、費用のかかる集客手段の大きなメリットは「すぐに集客が見込める点」です。

商品がすでにあって、売れるかどうかテストしたい場合は、少額でもよいのでお金を出して、商品やECサイトの改善に力を入れましょう。

これから商品を作る予定であれば、そのプロセスも含めてSNSやブログで発信してみて反応を探るのも1つの手段です。

ネットショップ集客の成功事例3選

ここからはネットショップで集客に成功した事例として、以下3社を紹介します。

  1. KOREDAKE
  2. 北欧、暮らしの道具店
  3. Ametsuchi

KOREDAKE:定期購入を導入したLTVの高いネットショップ

引用:KOREDAKE

「KOREDAKE」は女性が1日に必要な栄養を全てとれる、完全栄養プロテインを販売するD2Cブランドです。

ネットショップでは定期購入を導入することで、集めたお客様のLTV(生涯にわたって支払う金額)を最大化しています。

既存客の維持をすることで、集客にかかるコストそのものを削減している一例です。

北欧、暮らしの道具店:ブログで商品の使い方を提案するネットショップ

引用:北欧、暮らしの道具店

ブログで商品の使い方を提案することで成長したネットショップが「北欧、暮らしの道具店」です。

社員が実際に商品を使ってみて、その活用方法を提案するコンテンツは、商品がちょっときになるだけの人もサイトへ訪れたくなります。

Ametsuchi:越境ECも意識した多言語のネットショップ

引用:Ametsuchi

アパレルブランド「​​Ametsuchi」が展開するネットショップは、越境ECを意識したサイトづくりが特徴のECサイトです。

英語や中国語はもちろん、インドネシア語やベトナム語、タイ語など多言語に対応したネットショップであり、海外からの集客も見込んでいることがわかります。

集客というとサイト外へ向けた施策をイメージしがちですが、サイトの中身も重要だと思わされる事例です。

集客を万全にしてECサイトの売上をアップ!

ここまでネットショップの集客について、その方法や成功事例を紹介しました。

まとめると、すぐに集客効果が欲しいのであれば広告など有料の方法を試して、長期的に集客しつづけたいのであればブログなど地道に積み重ねる方法を試してみてください。

広告+ブログなど、性質の違う集客手段を組み合わせると、さらに安定して集客できます。

そのため、まずは自社に合った集客をいくつか洗い出してみることをおすすめします。

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