「D2C事業で集客するにはどんな方法があるの?」
というお悩みの方に向けて今回は
- D2Cの集客で利用できる広告手法5選
- D2Cのマーケティングや広告手法として押さえておきたい事例3選
について整理しました。
D2C自体、まだまだ新しい概念であり集客が難しく感じるかもしれません。
今回は代表的な広告手法を5つに絞り、成功事例の紹介もしているので、この記事を参考にD2C事業の広告集客を増やしてみましょう。
〜ネット通販(EC)やD2C事業に付きまとう不正注文が起こる原因や対策を解説〜
Contents
D2Cで成功するために重要なこと
D2Cとして成功するためのポイントは以下3つです。
- 顧客や購買データを蓄積する仕組みを構築する
- 蓄積されたデータを分析し日々のマーケティングに活用する
- 実店舗やオンラインショップのUI/UXを改善しブランドの世界観を作り上げる
これらを実践すると、自社の世界観を出しながら、データに基づいて売上をあげるD2C事業の構築につながるのです。
以上、3つのポイントの詳細は「D2CとEC(通販・ネットショップ) の違いから成功するためのポイントまで徹底解説!」をご参考ください。
D2Cの集客で利用できる広告手法5選
D2Cの集客に利用できる広告手法は以下5つです。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リマーケティング広告
- アフィリエイト広告
- SNS広告
これらを理解し使いこなすことで、費用を抑えながら効率よく売上拡大できます。
以上、5つの広告手法についてこれから1つずつ説明させていただきます。
1. リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索結果に表示するタイプの広告手法です。
SEO対策を行って作成された記事よりも上部に表示されるため、クリックされやすいことが特徴です。
SEO対策での上位表示にはノウハウや記事作成の労力が欠かせません。
しかし、リスティング広告では広告文を考え、広告料を支払えば出稿日からすぐに上位表示されます。つまるところ、時間をお金で買うことができます。
自社のユーザーを分析し、検索しそうなキーワードを分析で広告を出稿すれば、コストを抑えながら精度の高い集客が可能です。
2. ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、画像や動画を活用しメディアサイトやブログの広告枠に表示できる広告のことです。
画像や動画でユーザーの視覚に訴えかけるため、ブランドの世界観を打ち出した訴求が可能です。
ただし、広告の運用コストが高くなる傾向もあるため注意が必要です。
もしディスプレイ広告でコストを抑えたい場合は、ユーザーが閲覧しそうなサイトの運営主に直接問い合わせて、バナーを掲載してもらう方法もあります。
3. リマーケティング広告
リマーケティング広告は、過去に自社のサイトにアクセスしたことがあるユーザーに対し表示できる広告です。例えば、ユーザーが一度購入した商品の関連商品や過去に閲覧した商品を表示できます。
商品に対して興味や購買意欲があるユーザーへ再アプローチで、高いコンバージョンにつながるのが特徴です。
集客にある程度成功しているサイトの場合は、購入確度の高い見込み客にアプローチできるため、低コストで運用できる可能性を秘めています。
しかし、サイト立ち上げ当初はアクセスユーザーが少なく利用しにくい手法なので注意が必要です。
4. アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、ユーザーが広告のクリックから購入にいたった場合に広告費が発生する、いわゆる成果報酬型広告です。
アフィリエイト広告は第三者の口コミを基に拡散する方法であるため、インフルエンサーの「信頼」を活用し宣伝できるのが特徴です。
インフルエンサーの商品紹介のテクニックによっては広告を嫌うユーザーにも、訴求できる可能性があります。
アフィリエイト広告の費用は大きく以下の2つです。
- 成果が発生した場合の広告費
- ASP利用の月額費用
これらを自社の予算に基づいて設定すると、赤字リスクを抑え広告を運用できます。
5. SNS広告
SNS広告は、Facebook・Twitter・InstagramといったSNSプラットフォームに配信する広告です。
例えばInstagramでは、自社の商品に興味がありそうなユーザーに対して、フィードやストーリーズに画像や動画広告を表示できます。
SNS広告は他のユーザーの投稿に同化させて表示できるので、ユーザーに見てもらえる可能性が高いことが特徴です。
また、広告からの流入で自社のSNSフォロワーを増やせ、ファンの獲得に最適な方法だといえます。
SNSによって利用者の層が異なるため、自社のターゲットユーザーに合うSNSを利用しましょう。
D2Cのマーケティングや広告手法として押さえておきたい事例3選
これからD2Cのマーケティングや広告手法として押さえておきたい事例として
- インスタライブを活用し顧客へ直接販売:COHINA
- サブスクリプションでリピーター獲得:BULK HOMME
- OMOマーケティングで売上拡大:FABRIC TOKYO
の3つを紹介します。
これらの成功しているD2C事業のエッセンスを自社のビジネスに適用してみてください。
1. インスタライブを活用し顧客へ直接販売:COHINA
COHINAは2017年に、当時は大学生だった創業者が「小柄な自分にも似合う服がほしい」という原体験からスタートしたD2Cブランドです。
COHINAの特徴は、Instagramを活用して消費者と直接コミュニケーションを取っている点です。フォロワー20万人超え(2021年8月16日現在)のInstagram公式アカウントを活用し、365日インスタライブを配信して、ブランドの世界観を直接消費者に伝えています。
メインターゲットとなる「小柄な女性」をインスタライブの着用モデルに採用することで、商品のコンセプトを正しく伝えることができ、ユーザーの共感を得ることに成功しています。
有償の広告手法だけでなく、こつこつとSNSを運用しフォロワーを獲得したことで、売上の拡大に成功したD2C事業だといえます。
2. サブスクリプションでリピーター獲得:BULK HOMME
BULK HOMMEはITベンチャー等複数の企業立ち上げを経験した創業者によって、2013年に設立され、メンズスキンケア事業を展開しているD2Cブランドです。
BULK HOMMEの特徴はデジタルマーケティングで、オンライン販売が全社売上の8割を占めています。
具体的なマーケティング手法としては、以下の3ステップです。
- Google・Facebookなどあらゆるプラットフォームで広告を配信
- 高品質な男性用化粧品を初回特典として安価で販売
- サブスクリプション形式で定期購入を促進
これらのステップで顧客を囲い込み、安定して収益を得るビジネスモデルの構築に成功しています。
3. OMOマーケティングで売上拡大:FABRIC TOKYO
FABRIC TOKYOは2012年に創業されたオンラインでビジネスウェアがオーダーメイドできるブランドです。
FABRIC TOKYOの特徴はオンラインとオフラインを駆使したOMOマーケティングで売上を拡大していることです。
FABRIC TOKYOの第一号店は「実際に採寸して欲しい」というユーザーの声をきっかけに2015年に出店。
リアル店舗出店後、実際にプロが採寸したことで、オンラインでのリピート率が向上しました。
また、オンラインで既に広く認知されていたため、リアル店舗の開店当初から来店者数は確保できていたそうです。
オフラインからオンライン、オンラインからオフラインと相互に送客を行う。この仕組みを自社だけで構築していることが強みのD2C事業だといえます。
事例を参考に、広告やマーケティングでD2Cの売上を最大化!
今回は「D2Cの集客で利用できる広告手法5選」として以下を紹介させていただきました。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リマーケティング広告
- アフィリエイト広告
- SNS広告
D2C事業を成功させるにはこれらの広告手法の特徴を理解し、正しく使いこなす必要があります。
また、マーケティングや広告手法に成功しているD2C事業の事例から「SNS活用」「サブスクリプション」「OMOマーケティング」という成功のエッセンスを紹介しました。
これらD2Cの広告手法と成功のエッセンスを理解し、自社のビジネスへ取り入れてみてください。