「SNSって大事みたいだけど、D2C事業ではどんな活用方法があるの?」
というお悩みの方に向けて今回は
- D2C事業でSNS活用が重要な4つの理由
- D2C事業のSNS活用方法4選
- SNS活用を成功させるための3つの心得
について整理しました。
SNSといっても多種多様なため、「何をどうやって活用すべきか」て悩んでいる方も多いかもしれませんが、ポイントさえ押さえればハードルは一気に下がります。
今回は重要なポイントを中心に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
D2C事業でSNS活用が重要な4つの理由
D2C事業でSNS活用が重要な理由は4つあります。
- ユーザーの声をダイレクトに聞くことができるため
- ユーザーがファンになってくれる可能性が高まるため
- 口コミの拡散効果が見込めるため
- SNSはミレニアル世代やZ世代に広く浸透しているため
これらの理由を理解すれば、D2C事業でSNSを活用したいと思えるはずです。1つずつ解説させていただきます。
1.ユーザーの声をダイレクトに聞くことができるため
1つ目の理由はユーザーの声をダイレクトに聞くことができるためです。
例えばInstagramを活用すれば、インスタライブでユーザーの意見をコメントで直接確認出来たり、ストーリー機能でアンケートを実施したりできます。
ゆえに顧客のニーズを理解した上で商品を開発するD2C事業にとって、SNSは強力なツールなのです。
2.ユーザーがファンになってくれる可能性が高まるため
2つ目の理由はユーザーがファンになってくれる可能性が高まるためです。
SNSはザイオンス効果が期待できるツールです。ザイオンス効果とは心理学の用語で接触回数が増えるほど好印象を持つようになる心理現象を意味しています。
SNSで様々な投稿を繰り返し、何度もユーザーの目に留まることでファンになってもらえる可能性が高まるのです。
ファンを獲得し共に製品を育てていくD2C事業にとってSNSは相性が良いといえます。
3.口コミの拡散効果が見込めるため
3つ目の理由は口コミの拡散効果が見込めるためです。
D2C事業は製造者が顧客に直接販売するビジネスモデルのため、小売店の持つマーケティングノウハウが使えないというデメリットがあります。
マーケティング力が不足している分、口コミ効果などを活用し集客の効率アップが必要です。
SNSはリツイートやシェアなど拡散する仕組みが備わっているため、バスらせることができれば少ないリソースでも認知を拡大できる可能性を秘めています。
4.SNSはミレニアル世代やZ世代に広く浸透しているため
4つ目の理由はSNSはミレニアル世代やZ世代に広く浸透しているためです。
D2C事業はECサイトなどオンラインチャネルでの販売が多いビジネスモデルです。
そのため、メインターゲットはインターネットに精通した1990年~1995年生まれの「ミレニアル世代」や1996年~2015年生まれの「Z世代」になることが多いです。
ミレニアル世代やZ世代は学生の頃からmixiやTwitter、InstagramなどのSNSが浸透しています。
そのため、D2C事業を展開する以上、SNSは必ず押さえておきたいマーケティングツールだといえます。
D2C事業のSNS活用方法4選
D2C事業におけるSNS活用方法は4つあります。
- D2CのSNS活用法:企業公式アカウント運用
- D2CのSNS活用法:SNS広告配信
- D2CのSNS活用法:インフルエンサーマーケティング
- D2CのSNS活用法:ソーシャルリスニング
これらの方法を理解・活用すれば、D2C事業における集客力を強化できます。1つずつ解説させていただきます。
1.D2CのSNS活用法:企業公式アカウント運用
1つ目の方法は企業公式アカウント運用です。
まずは以下のようなSNSで企業公式アカウントを作成してみましょう。
公式アカウントを運用してファンを獲得すれば、集客効率が向上して売上アップにつながることも。
なぜなら、自社の商品やコンテンツページに興味を持ってもらい、フォロワーを増加させることができれば、広告費をかけずに何度でも無料で集客可能だからです。
2.D2CのSNS活用法:SNS広告配信
2つ目の方法はSNS広告配信です。
SNS広告は、Facebook・Twitter・InstagramといったSNSプラットフォーム上で配信する広告のことを指します。
SNS広告では他のユーザーの投稿に同化させて表示できるので、広告を意識させずユーザーに訴求可能です。
広告から自社で運営しているSNSのフォロワーが増加する可能性もあるため、広告効果が持続する可能性があります。
3.D2CのSNS活用法:インフルエンサーマーケティング
3つ目の方法はインフルエンサーマーケティングです。
インフルエンサーマーケティングは、Facebook・Twitter・InstagramといったSNSプラットフォームにおいて、影響力を持つインフルエンサーに商品を紹介してもらう方法です。
インフルエンサーの技術によっては広告感を抑えて訴求できるので、広告嫌いのユーザーにも認知してもらえる可能性が高いです。
ただし、インフルエンサーが不祥事を起こして炎上したりすると、ブランドの価値も毀損してしまう可能性があるため、事前にリスクを見極めておく必要があります。
4.D2CのSNS活用法:ソーシャルリスニング
4つ目の方法はソーシャルリスニングです。
ソーシャルリスニングとは、Facebook・Twitter・InstagramといったSNSプラットフォームにおける、ユーザーの自然な会話の収集・分析手法です。
消費者の声を収集する際にアンケートを実施する企業が多く存在します。
しかし、アンケートでは様々なバイアスが邪魔して、正直な意見を引き出せないことも少なくありません。
一方、SNSでは個人の考えや感じたことをより自由に、正直に発信しているため、消費者のリアルな声を収集できる傾向が高いです。
ゆえに顧客のニーズを理解した上で商品を開発するD2C事業にとって、ソーシャルリスニングは強力な手法だといえます。
SNS活用に成功しているD2C事業の成功事例
これからSNS活用に成功しているD2C事業の具体事例を紹介します。
インスタライブを活用し売上拡大:COHINA
引用:COHINA
COHINAは「小柄な自分にも似合う服がほしい」という創業者の原体験から2017年にスタートしたD2Cブランドです。
COHINAの特徴は、Instagramを活用して消費者と直接コミュニケーションを取っている点です。フォロワー20万人超え(2021年9月15日現在)のInstagram公式アカウントを活用しブランドの世界観を直接消費者に伝えています。
今では20万人を超えるフォロワーを抱えていますが、これは365日インスタライブを配信し続けてきた結果です。こつこつとSNSを運用しフォロワーを獲得したことで、売上の拡大に成功したD2C事業だといえます。
SNS活用を成功させるための3つの心得
D2C事業においてSNS活用を成功させるための心得は以下3つです。
- SNSごとの特徴や違いを理解する
- ブランドや商品の世界観を損なわない内容を発信する
- PDCAを回して投稿内容や施策を改善し続ける
これらのポイントを理解・活用すれば、D2C事業でSNSを活用し集客力を強化できるため、1つずつ解説させていただきます。
1.SNSごとの特徴や違いを理解する
1つ目はSNSごとの特徴や違いを理解することです。
SNSによってヘビーユーザーの世代や性別などの属性情報が異なるため、自社のターゲットに合わせてメインで運用するSNSを選択すべきです。
例えば、Facebookは比較的年齢層の高い男性に好まれている傾向があり、InstagramやTikTokは若い女性の利用率が高い傾向にあります。
その為、COHINAのような女性向けアパレルブランドがInstagramを運用するのも理にかなっているといえます。
自社のメインターゲットが利用するSNSを理解し、活用するようにしましょう。
2.ブランドや商品の世界観を損なわない内容を発信する
2つ目はブランドや商品の世界観を損なわない内容を発信することです。
D2Cではブランドの世界観を正しく伝え、共感してくれるようなファンを持つことがとても大事です。そのためには、ブランドの一貫性が伝わるように顧客接点となるSNSの投稿内容を作り込む必要があります。
例えばですが、無骨な男性向けアクセサリーブランドの投稿内容にかわいい絵文字が沢山使われていたら違和感を感じるはずです。ブランド価値が下がる可能性もあります。
商品のコンセプトやブランドの世界観に共感してくれる人を増やすためにも、常に顧客接点となる投稿内容とブランドの世界観が一致しているか確認し続けることが重要です。
3.PDCAを回して投稿内容や施策を改善し続ける
3つ目はPDCAを回して投稿内容や施策を改善し続けることです。
SNSへの投稿や広告の配信をした場合は必ず効果検証を行い、インプレッションやエンゲージメント率、CVRといった指標をチェックするようにしましょう。
そうすると、何が好まれて何が敬遠されるのか把握できるようになり、次の投稿や配信施策の精度が高まります。
必ず効果検証を含めたPDCAを回し、SNSの運用効率を向上させていきましょう。
D2C事業の成功はSNS活用が鍵!
今回はD2C事業でSNS活用が重要な理由から、活用方法、活用する際の心得を紹介させていただきました。
D2C事業ではSNSを活用し集客力を高めていくことが非常に重要です。そのため、自社のターゲットをよく理解した上で最適なSNSを運用していく必要があります。
また、投稿や広告配信後は必ず効果検証を繰り返し、精度をを高めることも非常に重要です。
自社のSNS活用力を高めて、売上を拡大しましょう。